お灸はすごい

先日、全日本鍼灸学会関東支部主催の学会にオンラインで参加しました。

テーマは「今知りたいお灸の効果」。
2021年のノーベル賞では、温度を感知する受容体を発見された方が受賞されていて、そのことがお灸が効く科学的根拠になるのではということが話されていました。

鍼灸治療において主役は鍼(はり)で、お灸は脇役ということが多いのですが、お灸は脇役ではなく主役になりうるポテンシャルがあると感じさせる興味深い内容でした。

今は家庭でお灸する習慣はほとんどないと思いますが、昔は家庭でお灸をする習慣があったようです。
年配の方にお灸をしたことはありますか?と聞くと、子供のころにお母さんやおばあちゃんに、やいと(お灸のこと)されたことがあるという方が結構おられます。

お灸をすると元気に育つという昔からの知恵です。
長い間受け継がれてきた知恵は、迷信ではなく真理があると僕は思っています。

今回勉強してさらにお灸への興味が高まりました。学会で学んだことを患者さんに還元できるよう、これからの治療に生かしていきたいと思います。